デイサービスは、基本的に日中だけのサービス提供となっています。しかし、施設によってはお泊りデイサービスを行っているところがあります。
これは、家族の事情などで宿泊を必要とする要介護者が、デイサービス施設に泊まれるようにするものです。当然、お泊りデイサービスを提供している施設では夜勤従事者が必要となります。
その仕事内容としては、主に夜間の見守りを行います。もちろん、利用者の排せつ介助などのケアが必要となることもあります。
しかし、お泊りデイサービスの場合は、それほど要介護度が高いわけではありませんし、夜間は宿泊するだけというケースがほとんどなので、あまり多くの業務ではないのです。また、原則としてお泊りデイサービスは、日中の利用定員の半数以下、最大でも9名という決まりがあります。
ケアをする利用者の数も少ないので、負担が少ないという面もあります。とはいえ、夜間に急変するといった事態もありますので、見守りをしっかりとすると共に、緊急搬送対応について意識しておく必要はあります。
こうしたお泊りデイサービスの夜勤は、日勤よりも手当が付くなどして給与額が高くなります。そのため、しっかりと稼ぎたいという人にはメリットの大きい働き方と言えるでしょう。
一方で、夜間における人員配置体制は日勤よりも少なく、1名だけという施設もあります。一人ですべてのことをしないといけないというプレッシャーもありますので、夜勤の仕事を応募するかはよく考えて決めましょう。